小児科のかかりつけ医を選ぶ際にまず注意しておきたいのが、小児科の専門医がいるかどうかです。例えば、小児科を標榜しているクリニックの中には、内科や外科などの一般的な診療科を扱っているところも少なくありません。そのような医療機関は総合的な診療ができるメリットがある反面、小児科を担当する医師が小児科医ではない可能性があります。そうなると小児特有の病気への対応が難しく、発見が遅れたり治療を別の医療機関に委託したりするケースも出てくるでしょう。そのため、かかりつけ医としての小児科を探すのであれば、小児科のみまたは小児皮膚科や小児外科など小児関連の診療科を併設しているところが望ましいです。
また、子どもは大人と比較すると打たなければいけない予防接種が多く、一度接種した後は一定期間空けなければなりません。子どもの予防接種はスケジュール管理が必要ですが、親自身がスケジュール管理しようとするとなかなか難しいです。かかりつけ医で予防接種のスケジュール管理をしてもらう人は多く、スケジュール管理をしっかりしてくれるところかどうかも小児科の選び方でポイントとなります。電話で予防接種のスケジュールをお願いすれば対応してくれるところもあるので、そのようなところも良いでしょう。ちなみに、予防接種に関して問い合わせできちんと対応してくれるところは予備を確保している可能性も高いため、そのようなところを選択肢に入れるのも手段の一つです。